Q&A

参考文献リストに関して (2009/10/7)

Q. 各章の参考文献リスト中に、IAやIB、ICといった名前の文献がありますが、 どの文献なのかがよくわかりません。

A. 各章で使われている参考文献番号「IA、IB、IC、ID、IE」は5ページに具体的な 書名が記載されています。例えば、IAですと 「Albert Septier (Ed.), "Focusing of charged particles", Vol. 1, 2, Academic Press (1967)」、IBですと 「Albert Septier (Ed.), "Applied Charged Particle Optics, (Advances in Electronics and Electron Physics, Supplement)", Vol. 13A, 13B, 13C, Vol. 1, 2, Academic Press (1980)」、ICですと 「裏克己(編),"電子・イオンビームハンドブック第3版", 日刊工業新聞社 (1997)」といった具合です。

p.88「磁界レンズと静電レンズ」の(収差の)優劣に関して (2008/11/29)

Q. 一般に電子顕微鏡業界では、磁界型が有利とされていますが、ここのくだり では、静電型も磁界型とそれほど変りませんという、表現になっています。 もう少し詳しく説明いただけませんか。

A. テキストにあるのは陰極線管の場合を例に挙げていますが、収差に関する優劣については条件により様々な場合があると考えられます。具体的な条件を決めないと正確な優劣判断は難しいと考えられます。電子顕微鏡では加速電圧が一般に高く、ユニポテンシャルレンズを減速モードで使用することが多いためと想像しています。ただし文献(27)のようにパラメータを変えて実際に確かめてはいません。