共同研究・研究支援活動

先端バイオイメージング支援プラットフォーム

(設置期間:2016年4月から2022年3月までの6年間)

教授 光岡 薫

 生命科学の研究領域において、イメージング技術は分子・細胞・組織から個体に至るまで広く汎用されており、特に近年の生物イメージングの必要性は増加傾向にある。一方、特殊イメージング機器の多様化・先端化と操作技術の高度化、先端イメージング機器の高額化、画像解析技術の高度化により、個々の大学等の研究機関において集中的に整備・運用することは困難になってきている。そこで、各種の先端・特殊イメージング機器を運用している国内連携機関が本プラットフォームを組織し、我が国における生命科学を包括した先端イメージングの支援を行っている。

 当センターでは、超高圧電子顕微鏡を用いた培養細胞のクライオ観察などにより、数μmの厚さを持つ生体試料について、その詳細な微細構造を明らかにできる。また、生体試料を急速凍結により非晶質の氷中にミリ秒の時間オーダーで閉じ込めて、天然に近い構造を観察することができる。